私は、普段から本をたくさん読んでいます。
その中で、何度かリピートして個人的に印象に残ったビジネス書について自分なりにインプットしたものをご紹介します。
それでは早速ですが、今回は、ランキング1位を獲得されたコピーライターの佐々木圭一さんの著者である「伝え方が9割」です。
※引用:伝え方が9割(佐々木圭一)
これを読むだけで「コピーライティング」のスキルなどをサラリーマンやビジネス向けに分かりやすく解説してくれているので読み終わったその日から活かすことができます。
伝え方について簡単解説
では、まず初めにまとめについて解説していきます。
主に重要なものは2つとなっております。
・「強いコトバ」を作る技術
イエスを引き出す基本の3ステップ
では、イエスを引き出す基本の3つのステップについて見てみましょう!
自分の頭の中をそのままコトバにしない
これは、文字通りの意味で自分の頭の中で思い描いている言葉をそのまま相手に言わないことです。
言いそうになりそうなのをグッと抑え、一旦頭の中で言葉を考えましょう。
突然「デートしませんか?」なんて絶対にストレートに聞いてはいけません。
相手の頭の中を想像する
次に相手は、今どう思っているのだろうか想像してみましょう。
この子とデートに行くためには、
食べ物は何が好きなんだろう。趣味はなんだろう。休みの人は何しているんだろう?と考えながら相手の事を知っている同僚や友人に聞いて情報収集することが大切です。
いかに相手の情報を把握しているかでこちらの伝え方のバリエーションの幅が広がっていきます。
相手のメリットと一致するお願いを作る
そして最後は、相手のメリットと一致するお願いを作っていきます。
相手のメリットとしては、
今回は、相手が「大が付くほどのカフェ巡りが好き」ということで設定します。
カフェ巡りが好きなことが分かったので、
こちらは、「最近新しくできたカフェが美味しいらしいので一緒に行きませんか?」と誘ってみます。
そうすると相手は、カフェ巡り好きなので「え?カフェ?行きたい!」って
即決してくれるかもしれません。
たった相手の好きな情報を交えて3つのステップに置き換えて伝えてみるだけで、
難しそうなデートも「ノー」から「イエス」に簡単に変えられることができます。
メリットの切り口は、7つだけ
先程は、イエスを貰うための3つのステップをご紹介しました。
その中のステップ3「相手のメリットと一致する形でお願いを作る」の中のメリットについて、
「7つの切り口」があるので次は、それについてご紹介致します。
相手の好きなこと
こちらは、一番簡単で伝えやすいメリットです。
3つのステップでもお伝えした相手の好きな情報を交えた誘い方をする方法です。
ラーメン好きな同僚に「最近、近所に気になる行列のラーメン屋があって一緒に食いに行こう」など。
選択の自由
日本人は、2つ以上の選択肢を並べると選びたくなる生き物です。
そこをついて、2つを比較してもらい選んでもらうと、お願いが受け入られやすいという傾向があります。
例えば、
友人とご飯に行くときに「ラーメンと焼肉ならどっちがいい?」と聞いてみると、
「ラーメンかな?」言われてスムーズにご飯に行くことができます。
これをデートの誘いに置き換えてみても、同じ効果が得られます。
どちらも選択したとしても、もうデートに行く前提で話がしやすい状況になっております。
認められたい欲
これは、相手の頭の中に「他人に認められたい。」「いい顔見せたい」って思っている人に効果抜群の切り口です。
いわゆる誰かに認めてもらいたいという承認欲求です。
例えば、
「残業お願いできる?」と「君の企画書が刺さるんだよ!もう少し粘れない?」
と言われたら絶対後者が刺さると思います。
実は、社員よりも上司などがこの誰かに認められたいと思っている人が多いとデータで出ているそうです。
あなた限定
人間はあなた限定に弱いんです!!
例えば、
「○○さん、お願い!あなたにしかこの仕事を頼めないの。」と上司に頼まれた。
このように、
「あなただけにしか」、「あなたにしか」とお願いしたり、名前を入れるとさらに効果が倍増します!
こうする事で自分に優越感を感じ、相手の期待に応えたくなります。
このあなた限定は、恐ろしいワードです。
特に女性が男性に使うと、男性はイチコロできっとなんでもやってくれることでしょう。笑
チームワーク化
こちらは、相手が「面倒くさい」、「やる気がない」そんな人に効果がある切り口です。
例えば飲み会の幹事を任せられた時に、
一緒にやろ!っていうと、人は悪い気にならず一緒にやろうとしたがります。
人間は、集団行動が好きな生き物なのでそこをうまく利用しましょう。
嫌いなこと回避
嫌いなことはなるべく避けて生活したいのが人間の特徴です。
例えば、
「芝生に入らないで」
ではなく、
「芝生に入ると、農薬の臭いがついちゃう」など
相手の嫌いなことからつけいる事も可能です。
「これ嫌いでしょ?だからやらない選択をしよう!」という切り口方法になります。
嫌いなことを避けられるのも、メリットですよね!
感謝
こちらは、万能かつ人と接する時の基本技術です。
冒頭では言いましたが、
日本人は、「ありがとう」という感謝の言葉には、ノーと否定しにくいようにが昔から染み付いています。
例えば、
「これからも教えてください。」
ではなく、
「これからも教えてください。本当にありがとうございます!」など
ここに相手の名前も混ぜ込んで、○○さんありがとうございます!と伝えれば、
「あなた限定」「感謝」の2つの切り口技を混ぜているのでここまで自然できたら、あなたは上級者です!笑
強いコトバを作る5選
数ある著名な成功者や経営者は、「名言」と呼ばれるものがありますよね。
人の心に刺さる名言集もある程、発言ひとつひとつが印象に残りやすいです。
実はその著名な方々の名言にはコツがあったのです。
そしてこれは、ブログを書くときにもタイトルなどにも活用することができます。
それでは、ご紹介していきます。
サプライズ法
これは、文字通りに自分が伝えたい言葉をびっくりしたような驚きの表現方法です。
例えば、
「そうなんだ。」(通常)
「え!!そうなんだ!」(サプライズ法)
こんな感じで印象が通常のものに比べ、サプライズ法で表現した言葉の方が印象が良さげです!
他には、「実は、、」「ウソ!?、」「すごい!!、、」など。
サプライズ法には、他にも沢山の表現方法があります♪
ギャップ法
次に自分が伝えたい言葉と反対の言葉を使うことで言葉にインパクトを与える方法です。
例えば、
「あなたが好き」(通常)
「嫌いになりたいけど、やっぱあなたが好き」(ギャップ法)など。
このように反対の表現方法を混ぜ込むだけで捉え方が変わってきます。
この方法は、なかなか使うには技術がいるので、うまく刺さったり、刺さらなかったりと難しいです。
赤裸々法
こちらは、自身の体や気持ちをそのまま表現する方法です。
例えば、
「睡眠不足になるほど、あなたが好き」
「胸が張り裂けるほど、あなたを好きになってしまった」など。
思い切って自分の体や気持ちの部分を大胆に表現することで印象付ける言葉にすることができます。
リピート法
そして、同じ言葉を繰り返すだけで相手の記憶に焼き付かせる方法です。
これは非常に簡単です。
例えば、
「ポーニョ、ポーニョ、ポーニョ、魚の子」
「つーけま、つーけま、つけまつげ」など。
このように同じ言葉を繰り返すことで人間の脳は麻痺して、記憶に残りやすくなります。
よく歌などに用いられる方法です。
クライマックス法
最後ですが、ここまで読んで集中力が切れかけている今のあなたや眠そうな人に効果的な方法です。
↑実は、これもクライマックス法なんです。
もっとわかりやすく例えると、
「ここだけの話ですが、」
「最後になりますが、」
「忘れないでください。実は、、」など。
このような言葉を最初に持ってくるだけで気が抜けていた気持ちが改めて引き締まります。
よく学校の授業や学会発表で使われている手法になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
長かったですよね。笑
でも絶対この伝える技術は、日常生活どこでも活用できるので今からでも誰かに試してみてください。
そして自分でも試しにこの「伝え方が9割」の本を読んでみてくださいね♪